遺言書もデジタル化が進行しています。
生活に関連したものから公的書類など、いろいろなものがデジタル化する中、遺言書もデジタル化が進行しております。
公正証書遺言と自筆証書遺言について現状と将来についてご説明します。
公正証書遺言
・公正証書遺言は2025年度中に遺言原本が電子データで保存されるデジタル化が施行する予定です。
保存データのデジタル化が先行されますがその他の流れは現行と変わりません。
・このデジタル化により将来的には公証人との対面確認に替えてウェブ会議や電子著名などによるリモート公証 が利用できる可能性ももでてきました。
自筆証書遺言
・現在法務省や内閣府の有識者会議・研究会などで自筆証書遺言におけるPCやタブレット、スマホを使ってデジタル形式で作成できるように制度化する議論が進行中です。
・デジタル技術によって本人確認、意思確認を担保できれば進展は確実ですが自筆証書遺言のデジタル化はもう少し時間がかかりそうです。それまでは現行の制度を利用し、新制度が整った時点で見直すのも良いかと思われます。
まとめ
現行では公正証書遺言も自筆証書遺言の完全なデジタル化になるにはもう少し時間がかかりそうなので現行の制度を活用して行政書士などの専門家のアドバイスの元、有効な遺言書を作成しましょう。
相続・遺言についてご相談のある方は気軽に
行政書士 佐野徳司 RTT行政書士事務所
電話:03-6657-5593
FAX:03-6657-4858
メール:お問い合わせフォームよりご連絡ください。