相続におけるトラブルのよくある事例②
相続は、時にご家族・ご親族の間で大きなトラブルに発展してしまうことがあります。ここでは、よくある相続トラブルの事例を詳しくご説明します。
6.疎遠な相続人や認知されていない子など、想定外の相続人がいるケース
・内容 前妻との間に子がいたり、認知された子がいたり、長期間連絡を取っていなかった兄弟姉妹がいるなど、相続人調査の結果、知らない人物が関わってくる場合。
・トラブルの例 連絡が取れずに遺産分割協議が進まない。または、面識のない相続人同士で感情的な対立が生じ、意見がまとまりにくい。
7.相続人間に元々、仲たがいがあるケース
・内容 遺産分割以前から、兄弟姉妹の仲が悪かったり、過去の出来事から感情的なしこりがあったりする場合。
・トラブルの例 遺産分割協議とは無関係な感情論で意見を譲らず、話し合いが泥沼化し、長期化する。
8.被相続人が会社や事業を経営していたケース
・内容 遺産に自社株(会社の株式)や事業用資産が含まれる場合。
・トラブルの例 後継者である相人が株式を集中して取得したいが、他の相続人が法定相続分通りの分配を求めて、事業承継に支障をきたす。株式の評価額についても揉めやすい。
9.遺言書の有効性が争点になるケース
・内容 遺言書の形式が法律の要件を満たしていない、または作成時に被相続人が認知症などで判断能力が不十分だったのではないかという疑いがある場合。
・トラブルの例 遺言書が無効であるとして、他の相続人が遺言の効力を争う訴訟を起こす。
10.遺産分割協議後の後悔ややり直しを求めるケース
・内容 一度、遺産分割協議書に署名捺印した後に、「納得がいかない」「騙された」として、協議の無効ややり直しを主張するケース。
・トラブルの例 特に、情報が不十分なまま合意してしまったり、特定の相続人から強引に押し切られたりした場合に、後からトラブルになる。
まとめ
これらの事例は、家族間の利害や感情が複雑に絡み合うため、第三者である行政書士や弁護士や司法書士などの専門家が介入することで、冷静な解決に向かうケースが多くあります。

