はじめに
行政書士試験の3時間は、単に知識を問われるだけでなく、極限の緊張下でいかに集中力を維持し、時間をコントロールできるかという実戦力が合否を分けます。
今回は、私が実際に受験した際に徹底し、合格を勝ち取ることができた「本番での具体的な解答順序」「時間配分」「集中力維持のリフレッシュ法」という実戦記録をお伝えします。
これから本番に挑む皆様の参考になれば幸いです。
1.集中力を途切れさせないための独自ルーティン
⑴ 意図的な小休止と脳のリセット
① 1時間ごとに必ずトイレ休憩を入れました。
・試験時間中であってもあらかじめ計画通りに席を立ち、洗面所で冷たい水で顔を洗いました。
・座りっぱなしによる血行不良や脳の疲労を一度物理的にリセットし、
常にクリアな頭で問題に向き合う工夫をしました。
② 目薬を差してリフレッシュを図りました。
・細かい文字を読み続けることで生じる眼精疲労を防ぎ、視界をスッキリさせました。
・目薬を差す動作自体を「ここから次のブロックへ切り替える」というメンタルのスイッチとして活用しました。
2.私が確立した本番での戦略的な解答順序
⑴ 思考力と配点を考慮した独自の解き順
① 最初に「文章理解」から解き始めました。
・試験開始直後の最も頭が冴えている時間帯に、高い読解力と集中力が求められる長文を確実に仕留めました。
② 次に「記述式」に着手しました。
・40字程度で重要キーワードを思い出し論理的にまとめる作業は、
疲労が溜まる前の早い段階で行うのが最も効率的でした。
・最後の確認をする時に択一式問題と被っていないか判断できます。
③ 続いて択一式の法令科目を順番に進めました。
・「基礎法学」「憲法」「行政法」「民法」「商法・会社法」の順番で取り組みました。
・配点の高い行政法や民法にも十分な集中力を保ったまま臨むことができました。
④ 最後に「基礎知識」と「多肢選択式」を解答しました。
・足切りを意識しながら基礎知識を冷静に解き進め、最後の多肢選択式で落ち着いて空欄を埋めていきました。
3.ミスを根絶する印付けルールと時間配分
⑴ 設問の読み落としを防ぐ大きな印付け
① 問題を解く前に、設問文へ大きな印を書き込みました。
・「正しいものはどれか」を問う設問では、設問文に大きく「〇」を書きました。
・「誤っているものはどれか」を問う設問では、設問文に大きく「✕」を書きました。
・肢を検討している途中で問いの趣旨を取り違える初歩的なケアレスミスを物理的に根絶しました。
⑵ 15分から20分の見直し時間を確保する設計
① 最後の見直し時間を必ず15分から20分残すように全体の時間配分を設定しました。
・途中で予期せぬ難問に出会っても焦らないよう、あらかじめ余裕を持たせた進行を徹底しました。
⑶ 各項目が終わるごとの都度マーク方式
① 各項目が終わったタイミングで、その都度まとめてマークシートへ記入しました。
・思考の流れを止めずに済み、最後の時間切れによる一括記入ミスや段落ズレのリスクを完全に防止しました。
⑷ 難問に時間を奪われない工夫
① すぐに正解が浮かばない設問は迷わず問題用紙にチェックを入れ、マーク欄は空けたまま後回しにしました。
・取れる問題を確実に拾い切ることを最優先にし、最後に確保した15分から20分の見直し時間で再検討しました。
4.私が実践した本番タイムスケジュールと行動フロー
時間の目安 |
実施科目・行動 |
私が実践した狙いと効果 |
試験開始直後 |
文章理解、記述式、基礎法学以降 |
最も集中力が高いうちに思考力・記述力をフル活用する |
1時間経過時 |
トイレ休憩・洗顔・目薬 |
席を立ち顔を洗うことで、前半の疲労を完全にリセットする |
中盤 |
基礎法学、憲法、行政法、民法以降 |
各項目終了ごとにマークし、解けない難問は即座に飛ばす |
2時間経過時 |
トイレ休憩・洗顔・目薬 |
終盤戦に向けて目薬を差し、集中力を再充填する |
終盤 |
商法・会社法、基礎知識、多肢選択 |
ペースを維持しながら足切りを回避し、完走する |
残り15~20分 |
全体見直し、飛ばした問題の再考 |
マークのズレを総点検し、保留した問題に落ち着いて再アタックする |
※ 上記タイムスケジュールにおいて文章理解と記述式で1時間を使うということではありません。順番に進んでいき、1時間経ったときに休憩、2時間経ったときに休憩を入れるということであり、個人の得意、不得意で時間配分は変更して計画してください。
まとめ
試験本番は誰しも極度の緊張に包まれますが、
自分なりの「解き方の型」をあらかじめ決めておいたことで、
私は当日も冷静にペースを崩さず実行することができました。
解く順番や時間配分、リフレッシュ法を明確にしておくことは、
本番で最大の武器になります。
受験生の皆様がご自身の努力を信じ、
万全の実戦態勢で本番を乗り越えて合格を勝ち取られることを心より応援しております。

